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2019.02.28

  ドイツ

社会保障施策

16の連邦州からなるドイツ連邦共和国は、ヨーロッパのほぼ中央に位置し
北にデンマーク、東にポーランドとチェコ、南にオーストリアとスイス、
南西にフランスとルクセンブルク、そして北西にベルギーとオランダと、
9カ国と国境を接し、欧州の輸送機関の中核となっています。

また、世界1の工業輸出国で、GDPは、アメリア、中国、日本に次いで世界第4位の経済大国です。

ドイツは世界で初めて公的年金、公的医療保険制度を導入した国であり、
ドイツの高齢化率(65歳以上の人口割合)は日本に遅れること数年、
2030年代に30%を超える見込みである。

日本の2025年問題と同じくドイツは2030年問題が不可避であり、
医療・介護分野を中心に相次いで法を成立させ、
社会保障制度改革を着実に実施している。

好調な経済情勢の後押しもあり、年金水準の大幅な上昇、医療保険財政の安定的な運用など、
現在のところ社会保障制度の財政状況は好調に推移している。

しかし、2015年に大量に流入した移民の影響が、人口動態に強く影響を及ぼしており、
例えば、合計特殊出生率が高水準になり、保育所の整備がさらに急務になるなど、
新たな課題への対応が求められていることろである。

医療保険制度

ドイツの医療保険制度には、
公的医療保険と民間医療保険(通称:プライベート保険)の2種類があります。

かつては一定条件に該当するものにのみ
プライベート医療保険への加入が許されたが、
2009年以降は公的医療保険に加入していない者全てに
公的医療保険又は、プライベート保険への加入が義務付けられ
国民皆保険制度となった。

現在では、ドイツ国民の約9割が公的医療保険に、
約1割がプライベート保険に加入している
国民皆保険制度の中にプライベート保険が組み込まれていることが、
ドイツ医療保険制度の特徴である。

参考文献:「海外の薬事制度にまなぶ・時代に寄り添う薬剤師の未来に向けて」
  ~ドイツ~岩崎英毅・城戸真由美

 

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