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2020.04.24

新型コロナ

なかなか終息の出口は見えず、マスクやアルコールの不足も長期化し
不安と不自由を感じる方も多いと思います。
そんな中で、最近よく耳にする「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」
薬剤師の皆様は違いはご存知かと思いますが、纏めてみました!

 

「次亜塩素酸ナトリウム」

医療厚生労働省や経済産業省が手洗いと共に
「0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液」の消毒を推奨しています。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614437.pdf
※厚生労働省「0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウム液の作り方」
「0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液」とは、100mLに、有効塩素50 mgを含む消毒液(500ppm)であり、塩素系漂白剤を40倍~100倍に水道水で薄めて作ります。

塩素系漂白剤を使用するときにはいくつか注意点があります。

薄めるときは、十分な換気を行ったうえで、直接手に触れないよう、家事用手袋をすることが必要です。
手につくと皮膚表面がぬるぬるし、皮膚があれてしまいます。(個人体験談です)
もちろん目に入らないように注意してください。

また、金属や布を腐食させてしまう事があり、高濃度で長期間残留するとステンレスも腐食します。
塩素系漂白剤は、洗濯や台所用品として販売されていますので、比較的入手しやすく、利用しやすいですが、 塩素系漂白剤を酸性溶液と混ぜてしまうと、混ざった溶液が強酸性にり塩素ガスが発生して大変危険ですので、市販に書かれている注意事項をしっかりと読んで取り扱ってください。

また、塩素系漂白剤を販売しているメーカーでは、塩素系漂白剤はスプレー容器に移し替えてはいけないとあります。 たとえ、塩素系漂白剤を希釈した場合でも、スプレー容器に移し替えて使用してはいけないと厳重に注意をしています。 この注意事項に従うと、「0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液」は、スプレー容器に入れてはいけないことになりますので注意してください。

 

「次亜塩素酸水」

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム溶液の成分主成分は同じです。

いずれも、有効塩素は、次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンの形で存在します。
次亜塩素酸水とは、化学的な物質名でなく、塩化物イオンを電気分解して有効塩素を作る装置から得られた水を「次亜塩素酸水」と称しています。
次亜塩素酸水として販売されている商品には、pHが中性から弱酸性の次亜塩素酸水があります。
一方、次亜塩素酸ナトリウム溶液のpHはアルカリ性です。
注意点としてはアルカリ性の溶液だと手荒れを起こやすい事です。ですので中性から弱酸性にした次亜塩素酸水であれば手荒れも少ないでしょう。

また、次亜塩素酸水はスプレーでの噴霧は可能となっています。

このように、似ていますが、違いも多々あるので
用途や注意点など気を付けて、ご使用くださいね♪

 

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