メディカルLabo
2020.11.09
薬局制度と薬剤師の役割
2004年増大する医療費を抑える為、主に次のような大規模な医療制度改革が実施された。
チェーン薬局解禁
これまで1薬剤師は1薬局しか開局できなかったが、2004年の改革では、支店を3薬局まで開局出来るよう規制緩和された。
薬局義務医薬品の償還外し
ドイツの医師は処方せん医薬品以外の医薬品も含め、すべての医薬品を処方することができるが、医療保険でカバーしていた薬局義務医薬品が18歳以上の成人は全額自己負担となった。
保険請求薬価の見直し
薬局指示薬の価格自由化
全ドイツで統一価格だった、薬局義務医薬品の販売価格が薬局ごとに自由に設定できるようになった。この改革がドイツの薬局・薬剤師にとって大きな転機となり、ドイツの薬局は非常に厳しい経営環境に置かれることになった。最大21,602軒(2008年)だった薬局数は、2009年以降は年々減少し、2015年末には20,249軒になっている。
☆薬局数の推移
(参考)german pharmacies figures.data,facts2016(ABDA)
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